先日、自宅のポストに届いた健康診断の結果通知。封筒を開けた瞬間、47歳の私の体に冷たい汗が流れた。そこには、目を疑うような数字が並んでいたのだ。
LDL(悪玉)コレステロール:160(基準値オーバー)
総ビリルビン:1.2(基準値オーバー)
LD(IFCC):235(基準値オーバー)
現在、身長173cm、体重91kg、体脂肪率は22%。ホームジムでベンチプレス160kg、スクワット200kgという大きな目標を掲げ、パワーを追い求めるあまり、増量とバルクアップばかりに気を取られていた結果がこれだ。いわゆる「動ける小太り」の典型であり、血液はドロドロ、水分不足も重なって、まさに健康の黄色信号が灯った状態である。

47歳という年齢を考えれば、このまま放置することは大病への特急券を手にするようなもの。しかし、私はパワーリフターとしての夢を諦めたくない。「健康数値を劇的に改善させつつ、挙上重量は一切落とさず、体脂肪率12%のバキバキな体をホームジムで作る」という、非常に欲張りで過酷なミッションに挑むことを決意した。そのための第一歩として開発した、脂質を抑えつつ筋肉を守る「最強筋肉丼」を紹介する。
1. 今日のメニュー
悪玉コレステロールを撃退し、かつハードなトレーニングに耐えうる筋肉を分解させないための、私の新しい相棒となる減量飯がこの「最強筋肉丼」だ。作り方は非常にシンプルで、忙しい47歳のオッサンでも5分で作れる手軽さが魅力である。
【材料と構成分量】
・白米:160g(炭水化物のエネルギー源として最低限確保)
・木綿豆腐:150g(かさ増しと植物性タンパク質の確保、そして満腹感の主役)
・納豆:1パック(大豆イソフラボンと血液サラサラ効果を狙う)
・たくあん:3枚(約30g/食感のアクセントと適度な塩分補給)
・ワカメ:20g(水溶性食物繊維でコレステロール排出をサポート)
・ノンオイルツナ:1缶(動物性タンパク質を脂質ゼロで底上げする要)
・韓国海苔:小分け1パック(風味付けと、ごま油に含まれる良質な脂質を少量プラス)
これらをご飯の上に盛り付け、豪快に混ぜ合わせて食べる。このボリュームにして、マクロ栄養素(PFCバランス)は極めて優秀だ。
総カロリー:約535 kcal
タンパク質 (P):約35.0g
脂質 (F):約13.5g
炭水化物 (C):約71.0g
このメニューのこだわりは、ただヘルシーなだけでなく「ハードなトレーニー仕様」にチューニングしている点にある。ベースとなる豆腐と納豆だけでは、1回に必要なタンパク質量(約30g以上)に届かない。そこでノンオイルツナ缶を丸ごと1缶投入することで、脂質を全く増やさずにタンパク質を35gまで一気に引き上げている。さらに、韓国海苔を散らすことでごま油の風味と塩気が加わり、減量飯特有の「味気なさ」を完全に克服した。脳が「旨い!」と感じる満足感が、この丼には詰まっている。
2. 気づきや調子
この最強筋肉丼を食べ始めてから、ホームジムでのトレーニングや体調に劇的な変化を感じている。
これまでは、体重91kgの重みを活かした「力任せ」のプレスを行っていたが、胃腸が重く、トレーニング中に息が上がるのも早かった。特にベンチプレスで130kgを超えたあたりから、頭に血が上るような強いのぼせ感や、インターバル中の心拍数の戻りの遅さを感じていた。これは高血圧とドロドロの血液、そして水分不足が引き起こしていた危険なサインだったのだと、今になって痛感している。
最強筋肉丼に変えてからは、胃腸への負担がとにかく軽い。消化吸収がスムーズなおかげで、食後1時間半もすれば、お腹が張ることなくホームジムのベンチ台に横たわることができる。さらに、今回の改善策として導入した「1日4リットルの水分補給」の効果もすさまじい。血液がサラサラになって循環が良くなったためか、トレーニング中のパンプ感が以前よりも強く、筋肉の張りが長持ちするようになった。インターバル中の息の戻りも格段に早くなり、47歳という年齢による回復力の衰えを、食事と水分の工夫で見事にカバーできている感覚がある。
また、体脂肪22%のポッコリお腹を凹ませるため、スクワットの挙上時には「腹圧の入れ方」をこれまで以上に意識するようになった。脂肪の壁に甘えるのではなく、しっかりとインナーマッスルを動員して腹圧をかけることで、軸がブレなくなり、腰への負担が驚くほど軽減した。これは、怪我を絶対に避けなければならない47歳の中高年トレーニーにとって、大きな怪我予防の気づきである。
ただ、夜になると襲ってくる「ハイボール」(タコハイから変えました💦)の誘惑は、やはり強烈だ。お酒はコレステロール値の悪化や筋肉の合成を阻害する最大の敵。ここをどうコントロールするかが、今後の大きな課題だと身に染みて感じている。
3. 次へ改善点や目標
今後の課題は、この「健康的な食生活」と「高強度トレーニング」を完全に習慣化し、次回の健康診断で数値をすべて基準値内に戻すことだ。そのための具体的なアクションプランをいくつか設定した。
まず、水分摂取については引き続き「1日4リットル」を厳守する。血液を常にサラサラに保つことで、高重量を扱った際の急激な血圧上昇を防ぎ、安全に脳や筋肉へ酸素を届ける。そして、お酒との付き合い方については「完全禁酒」ではなく「週2日の休肝日」からスタートし、段階的にノンアルコールビールへの置き換えを進めていく。お酒の代わりに炭酸水を飲むことで、喉越しの寂しさを紛らわせる工夫を取り入れる予定だ。
トレーニング面では、減量期に陥りがちな「重量の低下」を防ぐため、むやみにハイレップス(高回数)に逃げるのではなく、ベンチプレス160kg、スクワット200kgという目標を見据えた「低回数・高強度(1〜3レップ)」の神経系トレーニングの頻度を維持する。フォームにおいては、特にスクワット時に「足裏全体(親指の付け根、小指の付け根、踵の3点)で地面を掴む」感覚を徹底し、パワーのロスをゼロにする。
47歳、体重91kgの小太りオッサンが、悪玉コレステロールを退治しながらバキバキの体脂肪率12%になり、さらにベンチ160kg、スクワット200kgを達成する。この「健康」と「強さ」の両立は、決して不可能ではない。年齢を言い訳にせず、知恵と工夫で自分の体を進化させていく過程を、これからもこのホームジムから発信し続けたい。挑戦は始まったばかりだ。次回の血液検査でのリベンジと、自己ベスト更新に向けて、毎日を全力で駆け抜けていく!


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