大学を卒業して社会人になった。
アメリカンフットボールを続けながら、ウェイトトレーニングも続けていた。当時は今ほどフリーウェイトが充実したジムが少なく、家から20分弱かかるジムに通っていた。
行けばガンガン追い込む。それは問題なかった。
問題は「行くまで」だった。
理由① 行く気持ちを作るのが一番しんどかった
仕事終わりに「よし、ジム行くか」と気持ちを作るまでに、すでにエネルギーを消耗してしまう。
着替えて、移動して、20分かけてジムに着く。
行けばやれる。でも行くまでが長い。
社会人になると、この「行くまでの労力」が積み重なってトレーニングが続かなくなっていく。
ジムに行くことが目的になってしまって、トレーニングに集中できない。
これは俺だけじゃないはずだ。
理由② やりたいメニューをやりたいタイミングでできない
ベンチ台が埋まっている。パワーラックに人が入っている。
自分のトレーニングの流れを作りたいのに、他の人の都合に合わせなければならない。
アメフトのトレーニングは種目の順番や休憩時間が重要だ。それが他の人の影響で崩れるのがストレスだった。
自分のペースでトレーニングできない環境では、本来の力が出せない。
理由③ 人の目があると見栄を張ってしまう
これは正直に書く。
他の人が見ていると、つい重めの重量設定にしてしまう。
その結果フォームが崩れる。本来やるべきトレーニングができていない。
筋トレは自分との戦いなのに、他人の目を気にしてどうする。
でも気にしてしまうのが人間だ。笑
正しいフォームで、自分に必要な重量で、誰の目も気にせずトレーニングしたかった。
最初はガレージからスタートした
当時は実家暮らしだった。兄弟はすでに結婚して家を出ており、実家には両親と自分だけ。
まず最初に買ったのがファイティングロードの**「ファイティングセットⅢ キングスセット」**だった。
内容はこれだ。
- ベンチ台(セーフティ付き)
- バーベル ラバータイプ 100kgセット
- ダンベルシャフト × 2本
楽天で購入。価格は49,980円。
今思えばかなりコスパが良かった。ベンチ台・バーベル・ダンベルシャフトが全部揃って5万円以下だ。
設置場所はガレージ。まずはここからスタートした。
行くまでの労力ゼロ。やりたい種目をやりたいタイミングで。人目を気にせず正しいフォームで追い込める。
これだ、と思った。
スクワットができない問題が発覚した
ガレージでトレーニングを続けるうちに問題が出てきた。
スクワットができない。
ファイティングセットのキングスセットはレッグカールとレッグエクステンションはできる。下半身のトレーニングとしては悪くない。
でもアメフトをやる上で、スクワットの強度は別格だ。
下半身の爆発力、体幹の安定性、全身のパワー。スクワットなしでアメフトのトレーニングは語れない。
「パワーラックがないとスクワットができない。」
それが次の購入の動機だった。
部屋をトレーニングルームに改造した
ちょうどそのタイミングで気づいた。
部屋が余っている。
しかも実家は鉄筋コンクリート造だ。床面の強度を心配する必要がない。木造住宅だとパワーラックの重量が床に影響することもあるが、鉄筋コンクリートならその心配がない。
「これは改造するしかない」
余っていた部屋をトレーニングルームに改造した。そのタイミングでパワーラックを購入。バーベルセットに20kgプレートを2枚追加して環境を整えた。
親父が友人からもらってきてくれたダンベル、プレートを合わせると最大200kgまでの重量設定ができるように!
ベンチプレス・スクワット・デッドリフト。BIG3が全部できる環境が整った。
ガレージの簡易セットから、本格的なトレーニングルームへ。
これがホームジムの完成形だった。
20年後の今もホームジムを続けている
あれから20年以上が経った。
引っ越しを経て今はガレージにパワーラックを設置している。環境は変わったが、ホームジムへのこだわりは変わっていない。
46歳になった今も、ガレージで一人バーベルと向き合っている。
ホームジムを作ったあの判断は、間違いなく正解だった。
次の記事では、ジムの月会費とホームジムの費用を徹底的に比較する。「ホームジムは高い」というイメージを数字で覆す。
Never Too Late。ホームジムがあれば、いつでも本気になれる。


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