20年間、ファイティングロードのベンチ台にお世話になっていました。100kgバーベルセットと一緒に買ったもので、当時は「これで十分だろう」と思っていたものです。ところが、ベンチプレス160kgを本気で目指すようになってから、この台では力を出し切れない場面が増えてきました。
今回は、20年物のベンチ台からREP Fitness AB-3000 2.0に買い替えた理由と、半年使ってみて分かったことを正直に書きます。
買い替えを決めた4つの理由
単に古くなったからではなく、明確に「このままでは記録が伸びない」と感じる瞬間が重なったことが決め手でした。
- ガタつきと軋み音:125kgを胸に下ろしたとき、台がギシギシ鳴り、微妙に揺れる感覚がありました。高重量を扱うときは器具への信頼感が集中力に直結するので、ここは妥協できないポイントでした。
- シートが高くて足が踏ん張れない:以前の台はレッグカール・エクステンション機能もついたマルチタイプで、その分シートが高く設計されていました。身長173cmの自分でもギリギリの高さで、足裏が完全に床につかず、レッグドライブ(地面を踏む力を上半身に伝える動き)が使えていませんでした。
- フラットのはずが微妙な傾斜:フラットに設定しているつもりでも、シートにわずかな傾斜が残り、背中が完全に水平になりませんでした。
- インクライン時に座面が連動しない:背もたれをインクラインにしても座面の角度が変わらず、お尻がズルズル前にずれてくる。インクラインダンベルプレスのたびに体勢を直す必要があり、集中力が途切れていました。
REP Fitness AB-3000 2.0を選んだ理由
買い替えにあたって色々調べた結果、上の4つの悩みをすべて解決してくれるスペックだったのがAB-3000 2.0でした。
- シート高43cm(IPF規格内で、レッグドライブが使いやすい高さ)
- 耐荷重454kg(1,000lbs。体重90kg+バーベル160kgでも余裕がある)
- バックパッド8段階・シートパッド5段階(インクライン時も座面が連動する)
- シート幅最大38cm
- 本体重量約39kg(85lbs)で、見た目の割に移動はしやすい
- FID(フラット/インクライン/デクライン)対応
価格は57,900円。決して安くはありませんが、安全と集中力への投資だと考えれば納得できる金額でした。大手ECサイトなら時期によって10%オフクーポンやポイント還元があるので、買うタイミングは少し見てから決めるのもおすすめです。
開封・組み立てのリアル
届いた箱はかなり大きく重く、毎日荷物を扱っている自分でも圧倒される威圧感でした。組み立て自体は20〜30分ほどで完了。ボルト類の精度は問題なく、付属の工具だけでも組めますが、18mmソケットがあるともっと楽に進みます。DIY初心者でも時間さえあれば問題なく組めるレベルですが、本体がそれなりに重いので、一人で動かすのは多少大変かもしれません。
組み立て直後の初動作テスト
組み立てた当日、まだ肩の痛みが完全に抜けていない状態でしたが、無理のない100kg×5回×5セットで試しました。結果は揺れが完全にゼロ。後部フレームの広さとラバーパッドのおかげで、高重量でもガッチリ安定している感覚がすぐに伝わってきました。マットブラックのパウダーコートとレーザーカットの調整ラダーで、見た目のプレミアム感も気に入っているポイントです。
半年使ってみて分かったこと
購入から半年が経ちましたが、結論から言うと「買って正解」でした。一番気になっていたガタつきや軋み音は、半年経った今もまったく出ていません。以前のベンチ台で感じていた不安が嘘のように、安定してトレーニングに集中できています。
ベンチプレスでは、足つきの高さがちょうどよく、レッグドライブがしっかり使えるようになったのが一番の変化です。インクラインも角度の選択肢が多く、細かく調整できるので、狙った部位にしっかり効かせられます。普段はインクラインダンベルプレスで30度、ショルダープレスやアーノルドプレスでは85度とメニューによって角度を使い分けています。
57,900円という価格は、今振り返っても安い買い物ではありません。ただ、半年使い倒した今の実感としては、器具への不安なく高重量を扱えるようになったこと自体が、その金額に見合う価値だったと思っています。
まとめ
20年物のベンチ台からの買い替えで変わったのは、重量そのものより「不安なく追い込める」という感覚でした。ガタつき・座面のズレ・足の踏ん張りにくさ——地味だけれど確実にフォームと集中力を削っていた悩みが、AB-3000 2.0に替えてからすべて解消しています。週間メニューで組んでいる月曜のインクラインダンベルプレスも、このベンチの角度調整があってこそのメニューです。


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